秋田ロッテblog

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    2016.12.04 ブルートレインあけぼの、小坂線を走る

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    12月4日、小坂鉄道レールパーク「ブルートレインあけぼの」客車移動が実施されました。

    国鉄・JRの寝台特急「あけぼの」として使用されてきた24系客車。
    あけぼの廃止後、小坂鉄道レールパークが車両を購入し、宿泊車両として動態保存されております。

    そんな24系客車、冬期は展示および宿泊を中断し、トンネル内に移動して春まで保管されます。
    レールパークからトンネルまでは、廃止された小坂鉄道の線路上を走行します。
    「線路上を走るブルートレイン車両」という貴重な光景を見られる機会という事で、見学に行ってきました。

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    レールパークに到着すると、あけぼのとレトロな駅舎がお出迎えしてくれました。
    春に宿泊のため訪れた時にも見た光景です。

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    朝日に照らされる24系客車。
    今年車体が修繕されたそうで艶々しています。

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    反対側にはディーゼル機関車2両が連結されています。
    客車をトンネルに収めてからレールパークに戻ってくる為に、後方からの推進運転という形となります。
    パーク内では単機で牽引しますが、今回のルートは勾配があるので2両による重連運転です。

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    レールパークすぐ近くの踏切から。
    普段は使われない線路の上を、久しぶりに列車が走る事になります。

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    康楽館前のまっすぐ延びる線路。
    雑草も無く、廃線とは思えない程の綺麗な状態を保っています。

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    踏切は遮断機が撤去されていますが、ご覧のように線路は埋められる事無く繋がっています。
    列車通過時には警備員により交通規制が実施されます。

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    自分が撮影ポイントに決めたのはこちら。
    レールパークから北に向かってきた線路は、この辺りで大きくカーブして南側に向かいます。
    小坂駅寄りでは逆光になりそうと考え、光の当たり方が良さそうなポイントを選びました。

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    やがて汽笛と共に、24系客車が姿を現しました。

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    B開放寝台車を先頭にして、客車4両と機関車が小坂線を走って来ました。

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    ここは勾配のある区間で、ディーゼル機関車が排煙を吐きながら頑張って客車を押していきます。

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    通過してゆく客車と機関車。
    機関車には「あけぼの」のヘッドマークが取り付けられています。
    推進運転ながら、こうして見ると逆にディーゼル機関車が先頭で牽引しているようにも見えます。

    こうして24系客車は冬期保管場所である1号トンネルまで運ばれました。
    移動を終えた機関車2両は、折り返してレールパークまで走行する事になっています。
    そこでトンネル近くに移動して、折り返して発車する機関車の様子を見に行こうと考えました。

    撮影場所から徒歩で移動し、トンネル最寄りの踏切に到着すると…。

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    いた!!

    ちょうど客車をトンネルに収め終えた所で、これから折り返して出発するところでした。

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    そして出発した機関車が、目の前を通過していきます。

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    客車4両を切り離して身軽になり、下り勾配という事もあってか、あっという間に走っていきました。

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    24系客車はこのトンネルの中で「冬眠」しながら春を待ちます。
    ゆっくり休んで下さい。

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    レールパークに到着したディーゼル機関車2両。
    前面に「あけぼの」ヘッドマークを付けた姿が誇らしげです。

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    24系客車が居なくなった分、いつもよりレールパークの構内が広く感じられます。

    この時は宮城からのバスツアーが来ており、多くのツアー客がパーク内を見学していました。
    小坂鉄道が廃止された今も、テーマパークという観光資源という形で活用されている小坂駅。
    そして廃止後も線路が撤去されずに残され、線路周りもちゃんと手入れされております。
    かつて鉱山輸送で町を支えた小坂鉄道が、今も町の人々に大切にされているという事がよくわかります。

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    廃止されたローカル線の線路がしっかり残されている事。
    運行終了したブルートレインの車両が動態保存状態で残されている事。
    そして、そのブルートレイン車両が現役列車のように線路上を走る姿が見られるという事。

    そんな光景を見る事が出来るのは、全国を見てもきっと小坂町だけだと思います。
    とても貴重な姿を見る事が出来て感動しました。

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    ブルートレインあけぼの。
    来年の春、またお会いしましょう。

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    2016.11.16 秋田内陸縦貫鉄道乗車記

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    秋田内陸縦貫鉄道に乗って列車旅をしてきました。

    北秋田市鷹巣と仙北市角館を結ぶ第三セクター鉄道で、通称「秋田内陸線」「あきた美人ライン」
    内陸部の山間を走るローカル線であり、最近になって「あること」で注目されるようになりました。
    秋も深まり、間もなく冬を迎える内陸線沿いの風景を楽しみに行ってきました。

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    秋田市から車で1時間ほどで、北秋田市小又の阿仁前田駅に到着しました。
    内陸線の中では大きな駅舎で、階段を上り2階が入口になっています。

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    駅舎には日帰り温泉施設「クウィンス森吉」が併設されています。
    鉄道旅の疲れを駅舎内の温泉で癒やす事ができます。

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    阿仁合行きの普通列車がやって来ました。
    2両編成に見えますが、後ろの1両は締め切りで乗車できるのは前の1両です。

    内陸線で使用されるディーゼルカーは一両ごとにカラーが違っており、こちらはオレンジと赤の2両です。

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    車内の様子。クロスシートが並び車端部にはロングシートという構成です。
    通勤通学の時間帯を過ぎた事もあり、乗客は数人程度です。

    終点の阿仁合駅に到着後は、向かいのホームから出発する急行もりよしに乗り継ぎます。

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    沿線の様子。
    紅葉はピークを過ぎて全体的に茶色っぽい色合いとなっていましたが、所々に鮮やかな葉も残っています。

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    萱草駅と笑内駅の間にある橋「大又川橋梁」
    紅葉シーズンには徐行運転をしてくれて、橋の下を流れる川や紅葉といった絶景を楽しめます。

    赤い橋を渡る内陸線の写真をよく見ますが、その橋がここ大又川橋梁なのです。
    今回は鉄道側から見てみましたが、今度は車道側から内陸線を撮影するのも良さそうです。

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    内陸線は山の中を走る事もあり、いくつものトンネルを通っていきます。
    阿仁マタギ駅と戸沢駅の間にある十二段トンネルは、5,697mという県内最長トンネルです。

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    阿仁合から1時間強で、終点の角館駅に到着しました。

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    すぐ隣にはJRの角館駅が併設されています。
    秋田新幹線の停車駅で、県外からの観光客は角館から内陸線に乗り換える事ができます。
    「みちのくの小京都」の玄関口に相応しい、落ち着いた佇まいの駅舎です。

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    角館からは折り返しの急行もりよしに乗車して、阿仁前田駅に戻ります。

    さて阿仁前田に到着後、もう一つの目的地に向かいました。
    冒頭でお伝えした「あること」で注目される事となった内陸線。そのあることとは…。

    <君の名は。>秋田の無人駅 聖地にファン | 河北新報オンラインニュース

    秋田県北秋田市の山あいにある秋田内陸縦貫鉄道の無人駅・前田南駅が、大ヒット中の長編アニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)に登場する駅に酷似していると、インターネット上で話題になっている。熱心なファンが連日、作品の「聖地」を一目見ようと訪れている。
     映画で前田南駅に似た駅が登場するのは、地方に住む主人公の女子高校生が、東京で暮らす男子高校生に会いに行くため電車に乗り込む場面。8月下旬の公開直後から、待合室や電柱、階段の配置、背景の山などがそっくりだという指摘が相次いだ。
     映画の制作会社は「モデルとなった場所は公式に発表していない」と説明。一方で、同鉄道が9月下旬に駅待合室に置いたノートには、北海道や兵庫県など全国から訪れたファン約100人が「感動した」などとメッセージを残している。


    大ヒットとなったアニメ映画「君の名は。」の劇中に、内陸線の前田南駅とみられる駅が登場するシーンがあるそうです。
    正式なモデルという発表は無いものの、モデルと有力視されるこの前田南駅に「聖地巡礼」するファンが多いそうです。

    是非ともその「聖地」の様子を見に行きたいと考えました。

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    前田南駅は、阿仁前田駅から角館方面に一駅行った所にあります。
    周辺には駐車場は無いので車で直接行けず、内陸線では阿仁前田駅に駐車しての移動を推奨しています。

    折角なので鉄道で移動したかったところですが、日中は本数が極端に少なくなり丁度良い列車がありません。
    そこで徒歩20分ほど掛けて移動して、到着する列車を撮影するという手段を取りました。

    徒歩で到着した前田南駅前。踏切横の歩道を進むと駅に行けます。

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    前田南駅は待合室があるだけの無人駅。
    周りは田畑が広がり向こうには山々が見える、典型的なローカル線の駅といった雰囲気です。

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    待合室には交流ノートが置かれています。
    訪れた人々がコメントやイラストを書き込んでいました。

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    中には1ページまるまる使った大がかりなイラストも!
    これは凄い( ゚д゚)

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    やがて、阿仁前田方面から阿仁合行きの普通列車が走ってきました。

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    前田南駅に停車しました。
    駅に通じる歩道から望遠で撮影すると、「君の名は。」の当該シーンに近い構図で撮影する事ができます。

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    乗客一人を降ろすと、阿仁合方面に向けて出発しました。
    自然の中を走るローカル線の列車、とても絵になります。

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    映画のモデル(推定)となった事で注目された前田南駅。
    内陸線でも今回の人気を受けて、記念入場券の販売を開始しました。

    そもそも無人駅なので本来入場券は存在しないのですが、駅のシルエット入り硬券が新たに制作されました。
    前田南駅での販売はありませんが、角館駅・阿仁合駅・鷹巣駅の券売所で購入できます。

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    オンライン販売もしていますが、駅で購入すると日付が入りハサミも入れてくれます。
    最近ではハサミの入った硬券そのものを見る機会が少なくなりましたね。

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    秋田の山間部を走る第三セクターのローカル線が、思わぬ形で注目される事となりました。

    全国各地に存在するローカル線、いずれも乗客の少なさなどで厳しい経営を強いられています。
    そうした中で、映画のモデル(推定)となり全国から注目される事となった内陸線。
    急に乗客が爆発的に増えるまでは行かないでしょうが、一つのきっかけになったと思います。

    「聖地巡礼」に訪れる皆さんには、乗車して運賃収入に貢献したり、グッズを購入したりしてお金を落としていただきたいです。
    また駅周辺では、線路に立ち入ったり駅周辺を汚したり、といった迷惑行為が無いようにしたいものです。
    映画ファン・鉄道ファンと、鉄道会社・地元住人がお互いに良い関係を築けるようにしましょう。

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    素敵な光景を楽しむ事が出来た、秋の内陸線の旅でした。

    これから訪れる冬、そして春から夏と、四季を通じて様々な表情を見せてくれるであろう内陸線沿線。
    次は違う季節にまた訪れてみたいです。




     
     

    2016.10.09 小坂・鉄道まつりに行ってきました

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    10月9日、秋田県小坂町の小坂鉄道レールパークに行ってきました。

    同パークにて毎年秋に開催される「鉄道まつり」を見るのが目的です。
    鉄道に関する様々な企画があるという事で、 とても興味があります。

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    レールパークに到着しました。
    お馴染みの白い木造駅舎がお出迎えです。

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    入場すると目に飛び込んできたのが、DD133ディーゼル機関車
    普段とは違い、寝台特急「あけぼの」のヘッドマークが取り付けられています。

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    もう一両、DD131には「日本海」のヘッドマークが取り付けられました。
    どちらもレプリカだそうですが、マークが付いただけで表情が引き締まった印象です。

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    DD133は運転体験に使用され、参加者が実際に構内を運転していました。
    煙を噴き上げ、結構なスピードで奥の方まで走っていきました。

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    右に停まるのはキ115ラッセル車
    東北の、それも積雪の多い内陸地方には欠かせない車両です。

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    機関車庫に移動します。
    ディーゼル機関車の前に停まるのは、エボルタ電気鉄道の車両。
    単一アルカリ電池99本を動力にして、2014年に小坂線内を8.5km走行しました。

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    車体軽量化の為、素材には金属の他に段ボールも使用されています。
    車内を見ると段ボール製というのがよくわかります。

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    奥に停まっていたのは、キハ2100型気動車
    1994年まで旅客営業していた時の車両で、現在2両を所有しています。

    …が、ご覧のように車体が大きく傷んでおります。
    1両はこのように車庫内に置かれているものの、もう1両は外に野ざらし状態となっております…。
    (4つ前の機関車の写真に写っております。そちらも結構な傷みが…)

    貴重な車両だけにレストアしてほしい所ですが、だいぶ傷みが進んでおり手間も費用も大きく掛かりそうです。
    それでも、もう一度綺麗な姿を見たいです。

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    機関車庫を出てホームに戻ります。
    ホームの一角にはプラレールコーナーが用意され、子供が車両を走らせて遊んでいました。
    プラレールは自分が子供の頃からありましたが、今のは車両だけでなくレールも様々な種類があるんですね。

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    さて、個人的に一番見たかったイベントが始まります。
    「ブルートレインあけぼの」として宿泊施設に使用される24系客車
    普段は「あけぼの」表記の方向幕が巻き取られ、この日だけ収録全種類を見る事ができます。

    まずは回送から始まり、「特急」「団体」などの文字幕が表示されます。

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    続いて絵入り幕が表示されます。
    はやぶさ・富士・あさかぜ・さくら・瀬戸・出雲

    まずは西日本方面の寝台特急。
    このうち「さくら」は、現役時代は14系客車という別の車種で運行されておりました。
    なので、24系での運行は無いはずですが…なぜ方向幕が登録されていたのでしょうか??

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    続いて東日本方面。
    鳥海・はくつる・日本海・あけぼの・出羽・北斗星

    東北本線経由のはくつる・北斗星を除く4つは、秋田を走っていたので馴染みがあります。
    北斗星は2015年まで運行された「最後のブルートレイン」でした。

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    以上の定期列車の他に、臨時列車の幕も掲載されていました。
    北斗星系列の「北斗星トマムスキー」と「エルム」
    そして専用の豪華車両を連結した特別列車「夢空間(わくら・北東北)」
    これは相当レアな表示ですね。

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    一通り回し終わった後は、元の「あけぼの」表示に戻りました。
    見慣れた表示だけに一番しっくり来ます。

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    最後にディーゼル機関車の「あけぼの」「日本海」の並びを。

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    テーマパークを出て、付近を散策してみます。
    レンガ敷きの遊歩道「明治百年通り」。緑が綺麗です。

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    芝居小屋の「康楽館」
    明治時代に建てられた木造建築で、とても立派です。

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    レールパークから康楽館前を通り、大館方面へ向かう線路。

    イベント時にレールバイク等が走る事はあるものの、普段は列車が走る事はありません。
    それでも線路はご覧のように、雑草がほとんど無い綺麗な状態を保っています。
    普通だったら列車の走らない線路はすぐ雑草に覆われますが、こまめな手入れをしているようですね。

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    多くの町民、そして貨物を運び続けて、小坂の町を支えてきた小坂鉄道。
    廃止となった今も小坂駅はレールパークとして活用され、残った線路も丁寧に手入れされています。
    それだけ小坂の人々には大切な存在という事がわかります。

    とても興味深い展示の多かった鉄道まつりでした。




     
     

    ブルートレインあけぼの宿泊記2016【その2】

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    【その1】の続きです。
    一夜が明けた小坂。ブルートレインの青い車体が朝日に照らされて輝きます。

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    ブルートレインあけぼのでは、予約時に朝食の駅弁を注文する事が出来ます。
    大館駅などで販売されている、花善が製造する駅弁「鶏めし」
    包み紙は現役時代のあけぼのが載った特製のものです。

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    比内地鶏のダシで炊かれたご飯に鶏肉が乗り、煮物などのおかずが入っています。
    駅弁というと冷めた状態で食べる事が多いですが、この鶏めしは出来たてでほんのり温かいです。
    シンプルながらも奥深い味わい。有名になるのも頷けます。

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    ちなみに付属する割り箸は秋田杉の間伐材で出来ています。
    杉の香りがする箸で食べる鶏めしは格別です。

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    寝台車両での飲食は禁止されているので、弁当は開放式B寝台にていただきます。
    窓の外には駅名標。まるで現役の列車のようです。

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    間もなく時刻は9時、チェックアウトの時間となります。
    そこで前日夕方に続き、機関車による車両の移動があります。
    前回は車外から眺めていましたが、今度は車内からその様子を見てみます。

    発車の様子を動画で撮ってみました。
    手持ちのデジカメ撮影なので揺れがありますがご了承下さい。



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    奥のほうには貨車や、旅客営業時代の気動車が留置してありました。
    屋外に置かれている為傷みが目立ちますが、これらも貴重な車両達です。


    そして折り返して、推進運転で昼間の停止位置に戻ってきました。

    短時間ながら「動くブルートレイン」を体験する事が出来ました。
    発進時に客車特有の「ガコン!」という衝撃があり、走る間にはレールの継ぎ目のガタンゴトンという音。
    現役時代には普通に体験できた事ですが、現役を退いた今聴けるのは貴重な事。

    そしてこれは台車を外して地面に据え置きだったら絶対に味わえない事。
    台車を履いたままレールに乗っているという、現役時代そのままの状態を保ってるからこそ体験できる事。
    ここはさすが駅だった施設をそのまま利用した小坂の強みと言えるでしょう。

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    最後に貴重な体験をして、ブルートレインあけぼのをチェックアウトしました。

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    あけぼのの車両に別れを告げます。
    楽しい一夜を提供していただきありがとうございました。

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    レールパークのすぐ近く、小坂鉱山事務所に立ち寄りました。
    モダンな外見が目を惹きます。

    明治38年に建てられて平成9年まで事務所として使用、平成13年に現在地に移築・復元されました。
    現在は小坂町の歴史に関する展示のほか、売店や食堂が営業しています。

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    受付を過ぎると目に入るのが、ご覧の螺旋階段。美しいです。

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    各種の展示品、また映像や音声により小坂町の歴史が案内されています。
    かつて鉱山で栄えた小坂町の歴史がわかります。

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    展示物もいいですが、建物自体も歴史があり非常に興味深いです。
    明治生まれの古い建物ですが、手入れが行き届いています。

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    続いて十和田湖に向かいました。
    発荷峠の展望台から見た十和田湖の様子。青い湖面が綺麗です。

    実は昨年あけぼのに泊まった時も翌朝に発荷峠に行きましたが、霧で何も見えませんでした…。
    二度目の訪問では晴天に恵まれ、なんとかリベンジできました。

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    峠を下りて青森県側に入り、湖の近くまで来ました。
    少し天気が悪くなり、曇って風も強くなってきました…。

    小さな頃には来たかもしれませんが、記憶の限りでは初めて来た十和田湖。
    秋田県民歌でも、田沢湖と共に「世界に名を得し誇りの湖水」と歌われます。
    とても大きく美しい湖でした。

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    十和田湖畔に立つ乙女の像を見て、十和田湖を後にしました。

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    という事で、ブルートレインあけぼの宿泊と、周辺観光を楽しんできました。
    秋田県の中心地からは距離があるので、なかなかしょっちゅう行くという事が出来ない小坂町ですが、
    とても良い場所で行く価値は充分にあります。

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    日本の鉄道史の一時代を築いてきたブルートレインと、明治時代からの歴史ある建物たち。
    皆さんも是非とも小坂町に来て、「歴史」をこの目で見てみませんか。

    [小坂鉄道レールパーク「ブルートレインあけぼの」の詳細・宿泊予約はこちらから]

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    ブルートレインあけぼの宿泊記2016【その1】

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    秋田県小坂町のブルートレインあけぼのに宿泊してきました。

    小坂町の鉄道テーマパーク小坂鉄道レールパーク
    各種車両の展示などがある中で、一番の目玉である24系寝台車への宿泊。
    ブルートレインが全廃された今、寝台車に乗って一晩を過ごせる機会というのは貴重です。

    ブルートレインあけぼのに泊まってきました【その1】
    ブルートレインあけぼのに泊まってきました【その2】

    昨年より宿泊を開始したあけぼの。
    当時はB個室のみの受付でしたが、今年よりA個室にも泊まれるようになりました。

    現役時代にはB開放、B個室に宿泊経験がありますが、A個室には泊まった事がありません。
    そんなA寝台にも是非とも泊まりたいと思い、昨年に続き二度目の宿泊に行く事に決めました。

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    小坂町に入り、遅めの昼食を取りに「下野ドライブイン」さんへ立ち寄りました。
    屋根に書かれた大きな店名が目立つ、昔ながらのドライブインです。
    以前ローカル番組「ぷぁぷぁ金星」に取り上げられてこの店を知りました。

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    かつラーメン(800円)。

    番組でも取り上げられたメニューがこちら。
    小坂地方の飲食店で食べられる「かつラーメン」を提供する店の一つです。

    昨年「奈良岡屋」さんで食べたかつラーメンは醤油ですが、こちらは味噌ラーメンがベース。
    上に乗った辛味噌を溶かすとピリ辛になり、軽く汗をかくくらいに体が温まります。

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    そして到着しました、小坂鉄道レールパーク
    展示車両の蒸気機関車と客車、その後ろにはあけぼのが留置されています。
    あれに泊まれるのかと思うと今からテンションが上がってきます。

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    昼間の展示位置からホームに移動する為に、機関車による移動が行われます。
    このとき宿泊者はB開放寝台に乗車可能ですが、今回は外から移動の様子を見てみます。
    いったん奥の方まで機関車で牽引されていきます。

    この日は今年度の宿泊開始日という事で、テレビカメラが来て撮影をしていました。

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    そして推進運転により客車がホームに入線してきます。

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    ホームに到着したあけぼのと、牽引したディーゼル機関車とのツーショットです。
    この光景を見ると立派な現役の駅ですね。

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    さっそく個室に入る事にします。
    A個室はご覧のような通路で、木目のドアと金色のノブが豪華に見えますね。

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    室内はこのようになっています。
    席種としては「シングルデラックス」で一人用ですが、上段のエキストラベッド利用で二人利用も可能。
    そのため座席は二人座れるサイズで大きなものです。

    B個室は上下段に分かれているため高さが無く、立つのも大変なくらいスペースが狭いですが、
    こちらは普通に立てるだけの高さがあり、この余裕はさすがA寝台です。

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    ちなみに上段ベッドを引きだした状態がこちらです。
    壁に備え付けられたハシゴを設置して上り下りします。

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    B開放寝台などでは座席の座面をそのままベッドとして利用しますが、
    こちらのA寝台では背もたれを手前に倒すとベッドとなる面が出てきます。

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    シーツと枕を設置した寝台モード。
    B寝台よりも幅のあるベッドでゆったりしており、快適に眠れそうです。

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    壁には木製のテーブルが設置されています。
    一段へこんだ面、現役時代には小型テレビが設置されていたとか。

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    折りたたみ式の洗面台がありますが、現在は使用できず蛇口をひねってもお湯は出てきません。
    現役時代は個室内に居ながら歯を磨いたり顔を洗ったり出来た、と思うと贅沢ですね。

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    一通り個室を観察したところで、夕方の小坂の街並みを散策する事にします。
    こちらはレールパークから徒歩ですぐ、芝居小屋康楽館
    明治時代に建てられた立派な建物です。

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    訪れたのはこちら、レールパークから徒歩数分、「ホルモン幸楽 小坂店」
    県北地方のホルモン料理店「幸楽」の小坂支店です。

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    大きな木の置物が目立つ店内は、テーブル数台にガスコンロが備え付けられています。

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    有名人も多く訪れており、壁を覆い尽くすほどサインが貼られています。
    康楽館の近くという事で舞台役者が多かったですね。打ち上げで使用されているのでしょう。

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    ホルモン、サガリ、そして野菜(キャベツ)を注文。
    ジンギスカン用の鍋にタレと具材が乗せられて、煮込むように焼いていきます。

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    焼いていくうちにタレが多少吹きこぼれますが気にせずに(笑)。
    全体に火が通り、キャベツがしんなりした頃が食べ頃。

    白モツ以外にも多くの部位が入ったホルモンは抜群の歯ごたえ。
    肉厚のサガリ、タレの染みたキャベツもとても美味しいです。

    そしてホルモンを肴に飲むビールも最高の旨さでした。

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    お腹を満たしてレールパークに帰ってきました。
    ライトアップされた駅舎と、尾灯とヘッドマークを光らせる客車。絵になります。
    個室に戻り、A寝台のゆったりしたベッドに入って眠りに就きました。

    【その2】に続きます。

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    ブルートレインあけぼのに泊まってきました【その2】

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    【その1】の続きです。
    ブルートレイン車内での宿泊から一夜明け、辺りは明るくなっていました。

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    車庫からはDD130型ディーゼル機関車が出てきました。
    レールパークの開場に向けて、車庫内の車両が所定の位置に配置されます。
    その様子は現役の鉄道会社のようです。

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    朝食は大館駅などの駅弁として有名な、花善鶏めし弁当
    宿泊予約時に注文すると、宿泊翌日に朝食として食べる事が出来ます。
    しかも出来たてで温かいのです。駅弁の出来たてはなかなか食べる事が無いのでは?

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    鶏めしは大館駅などの駅売りや地元スーパー、また全国の駅弁フェアなどでも味わえますが、
    このブルートレインあけぼので購入した弁当には、ご覧の特製掛け紙が付いてきます。
    ここでしか手に入らない特別な鶏めし。こちらに泊まる際は是非とも注文していただきたいですね。

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    B開放寝台車に座り、車窓を眺めながら鶏めしを味わいます。

    鶏肉の煮付けと、鶏のダシで炊き込まれたご飯。
    素朴ながら鶏の旨味を楽しむ事が出来ます。ロングセラーなのも納得です。
    これは贅沢な朝ご飯ですね。ごちそうさまでした。

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    朝のホームに停まるブルートレイン。
    昨日到着した時は夜であまり見えなかった車両が、今はよく見えます。
    という事で、改めてブルートレイン車両を1両ずつ観察してみる事にしましょう。

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    開放式B寝台車(オハネフ24-12)
    昔ながらのオーソドックスなB寝台車です。

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    B個室寝台車(オハネ24-555)
    今回泊まった車両で、特徴はご覧のように上下に並ぶ窓です。
    以上2両が現在公開されている車両ですが、その後ろにもう2両が連結されています。

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    A個室寝台車(スロネ24-551)
    「シングルDX」の愛称が付いたA個室寝台。
    A寝台だけにB個室よりも広い個室で、1室につき1~2名までの宿泊が可能です。

    こちらは来年春より宿泊受付を開始するという事です。
    現役時代には乗った事が無いので、宿泊開始の際には是非とも乗ってみたいです。

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    電源車(カニ24-511)
    電源車とはディーゼル発電機を搭載して、列車内の照明や冷暖房等の電力を賄う為の車両です。
    乗客を乗せる客車だけでなく、こうした事業用車も保存されるというのは珍しいと思います。

    なお宿泊営業時にはディーゼル発電ではなく、電源車と外部電源を接続して電力を供給しているようです。
    (中央に外部電源と接続する黒いコードが見えます)
    構内で牽引される時には、現役時のようにディーゼル発電が使用されると思われます。

    以上4両が、現在レールパークで見る事が出来るブルートレイン車両です。

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    少々の名残惜しさがありますが、ここでチェックアウトする事にします。

    朝の駅舎とブルートレイン車両、まるで終点に到着したような光景です。
    (もちろん昨日の夜も今朝も同じ場所なんですけどね…)

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    昨日の夜も散策した小坂の町を再び歩いてみます。

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    康楽館
    同じ場所でも、朝に見てみるとまた雰囲気が違って見えますね。

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    こちらの洋式の建物は小坂鉱山事務所
    明治38年に小坂製錬の敷地に建設されて、平成13年に現在地に移築されました。
    小坂町・小坂鉱山に関する展示やレストランなどがあります。

    小坂の街並みはとてもいい雰囲気があります。散歩していると癒やされますね。

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    ちょっと足を伸ばしてみると、こんな風景にも出会えます。
    県道2号線(樹海ライン)を十和田湖方面に進む途中に見えるのが「七滝」です。
    道路の向かいには道の駅こさか七滝があり、車を停めて歩いて滝に行く事が出来ます。
    間近で見る滝はとても迫力がありました。

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    という事で、数々の新鮮な体験が出来た二日間でした。

    ブルートレインが全廃となった今、寝台車に宿泊できるという貴重な機会。
    そして歴史を感じさせる数々の建物がある風景。
    普段の生活では体験できない「非日常」を味わえる場所が、この小坂町にあります。

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    ブルートレインあけぼの、皆さんも是非泊まってみてください。

    ※「ブルートレインあけぼの」への宿泊は12月~翌年3月までお休みで、4月より再開するとの事です。
    詳細は公式サイト内のブルートレインあけぼのページをご確認下さい。


     
     

    ブルートレインあけぼのに泊まってきました【その1】

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    11月15日、ブルートレインあけぼのに泊まってきました。

    かつて秋田・青森と上野を結ぶ寝台特急として運行された「あけぼの」
    2014年3月に定期運行が終了、臨時運行も2015年1月をもって終了しました。

    その後、一部の車両が秋田県小坂町の「小坂鉄道レールパーク」に譲渡されました。
    それも、ただ車体を保存するだけでは無く「宿泊施設として」利用する為という事でした。

    小坂鉄道レールパークに行ってきました

    9月に訪れた時には、開放式B寝台車の一両が一般公開されていました。
    そのあけぼのが、ついに10月31日より宿泊施設「ブルートレインあけぼの」としてオープンしました。

    北斗星が廃止されて、現役のブルートレインに乗れる機会が無くなってしまった今。
    現役当時そのままの寝台車に泊まれるというのは貴重な機会ではないでしょうか。
    そんな「あけぼの」に泊まりに行く事にしました。

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    午後6時頃に到着した小坂鉄道レールパーク。
    秋も深まり日が落ちるのも早く、辺りはすっかり真っ暗です。
    そんな中で明るく照らされる駅舎、そしてブルートレインの車両が目に飛び込みます。

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    ブルートレインあけぼの!

    以前は日中に見ましたが、夜に見ると印象が変わりますね。
    車内、尾灯、ヘッドマークが明るく光る様子は現役時代そのままです。

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    特急あけぼの 上野」の方向幕も明るく照らされています。
    本当に現役時代そのままの雰囲気で、そのまま上野へ走り出しそうです。

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    宿泊受付にてチェックインします。
    受け取ったのは、ご覧のような硬券のチケット。
    このような硬券の切符は今ではなかなか見られませんね。

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    それではB個室寝台車(オハネ24-555)の車内に入ります。
    車内は中央の通路を挟んで、左右に個室が並ぶ造りです。
    その個室は上段と下段に分かれています。

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    こちらがB個室(上段)の室内です。屋根のカーブに沿った窓が特徴です。
    室内は結構狭く、入口付近を除いて立てるようなスペースはありません。
    ベッドに座ると、頭上に少しスペースがあるくらいの高さです。

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    シーツ、布団を敷いた状態がこちら。(窓から伸びているのは転落防止用ベルト)
    ご覧のように、ベッド+αくらいのスペースしかありません。
    大きめのカプセルホテルといった具合でしょうか。

    でも「一晩だけの自分の秘密基地」が持てたようで、何となくワクワクしてきます。

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    一方、こちらは開放式B寝台車(オハネフ24-12)
    これぞブルートレイン、という見慣れた座席ですね。

    休憩・飲食スペースとして使用できます。(宿泊個室での飲食は禁止となっています)
    個室内は狭くてくつろぐのにちょっと…という時でも、ここなら広くてゆっくりできます。

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    車内にはトイレ・洗面所が設置されていますが、封鎖されており使用できません。
    トイレ等を利用するには、車外に出て駅舎内に行く必要があります。

    そのトイレ前に設置されているのは冷水機
    今のようにペットボトルの水やお茶が普及する前は、新幹線や特急列車によく設置されていました。
    こちらも稼働していませんが、現役時代を思い出させる貴重な設備を見る事ができます。

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    こちらは駅舎内の休憩室。飲食に利用できるテーブルと椅子があります。
    またシャワー室もあり、寝る前や朝に汗を流す事が出来ます。(ただしタオルは持参が必要)

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    ただ、パーク内には食事のできる店がないので、街中の飲食店に行く事にします。
    徒歩数分以内のエリアに、飲食店やスーパーなどがあります。

    今回訪れたのはこちら、「日本料理 奈良岡屋」さん。
    「日本料理」の店名は敷居が高そうですが、定食類や麺類などお手頃なメニューも揃っています。

    ここに来たのは、この店が発祥という「あるメニュー」を食べるのが目的でした。

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    かつらーめん(800円)

    「かつらーめん」とは、ラーメンの上にトンカツ、またはカツの卵とじを乗せたものです。
    小坂町内の飲食店で食べる事が出来て、店ごとに味付けが異なります。

    その「かつらーめん」発祥の奈良岡屋では、醤油ラーメンに卵とじのカツが乗せられています。
    食べごたえのあるカツに、卵の甘みが溶け出した醤油スープが美味しいですね。
    かつらーめん元祖の味、美味しくいただきました。

    なお訪れた日は日曜日、奈良岡屋さんは本来なら定休日のはずでした。
    しかし店の前に行ってみると、何故か明かりが付いて暖簾もかかっていたので不思議に思い入店。
    店主さんに聞いてみると、「定休日でもたまに開ける事がある」との事でした。
    偶然その開いている日に当たったおかげで訪問できました。本当にラッキーです。

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    お腹を満たした後は、夜の小坂町を散策してみます。

    明治時代に建てられた芝居小屋、康楽館
    こちらは国の重要文化財に指定されています。
    白い建物がライトアップされてとても綺麗です。

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    康楽館前の道路もご覧のように明るく照らされ、とても幻想的です。

    お腹も心も満たされて、あけぼのに戻ります。
    東京への旅行であけぼのに乗って、ワクワクした一晩を過ごした思い出。
    現役時代のあの頃に思いを馳せながら眠りにつきました。

    【その2】に続きます。

     
     

    小坂鉄道レールパークに行ってきました

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    秋田県小坂町の「小坂鉄道レールパーク」に行ってきました。

    この施設は、元々「小坂製錬小坂線」の小坂駅でした。
    小坂線は小坂駅と大館駅を結ぶ22.3kmの路線です。
    かつて鉱山で栄えた小坂。鉱石などの貨物や多くの人々を輸送してきました。

    その後1994年に旅客営業を終了。残った貨物営業も2008年をもって運行終了しました。
    翌年2009年に正式に廃止されましたが、小坂駅舎や線路はそのまま残されていました。
    その後小坂町が駅舎を観光施設として活用する事を決め、2014年に同パークがオープンしました。

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    現役当時そのままのレトロな雰囲気が残る木造駅舎。

    大館駅(JR駅舎と若干離れた所にありました)など、小坂線の多くの駅舎は廃止後に解体されました。
    こちらの小坂駅舎は解体されず残ったおかげで、このように再活用されました。
    この素敵な駅舎は残しておいて正解ですね。

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    駅舎の中も、昔ながらの雰囲気が残されています。
    発車時刻の掲示板もあり、現役時代を彷彿させます。

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    入場券を購入すると、なんと硬券でした!
    しかも改札口を通る時には、ちゃんとパチンとハサミを入れてくれるこだわり。
    今は多くが自動改札、有人の改札でもスタンプになり、ハサミを入れる切符はほとんど見なくなりましたね。

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    「改札口」を通ると、色々な種類の車両が置かれています。

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    DD130形ディーゼル機関車
    2008年の運行終了まで貨物列車を引き続けてきました。
    勾配区間を三重連で牽引する迫力の姿は小坂線の名物でした。

    最後まで頑張ってきただけに、さすがに車体に傷みが目立ちます。

    ディーゼル機関車運転体験

    同パークでは事前申し込みをすると、なんとこのDD130の運転体験が出来ます
    座学講習後に実技を行うという本格的なもので、終了後には運転体験証明書が貰えるそうです。
    機関車を自ら動かしてみたいと憧れる方、是非いかがでしょうか?

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    11号蒸気機関車
    きかんしゃトーマスを思わせる小さな車体で、後ろには客車も連結しています。
    昭和37年まで運行していたそうです。

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    観光トロッコ
    体験料300円で、構内をトロッコで巡る事ができます。

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    そしてこちらが話題の寝台車、24系客車

    北斗星の廃止により全廃となったブルートレイン
    秋田・青森と東京を結ぶ「あけぼの」も2014年限りで廃止されて、秋田では見られなくなっていました。

    そんなブルートレインの車両が、なんと同パークにやって来たのです。それも4両も。
    この4両は宿泊施設として活用する計画があるそうです。
    ただの保存だけじゃなく、宿泊も出来る「泊まれる寝台車」として保存されるのは凄い事ですね。

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    現在はそのうちB寝台の「オハネフ24 12」の車内が一般公開されています。
    さっそく入ってみると、現役時代と思ってしまうほどの状態でした。
    (カーテンや灰皿などの撤去はありましたが)

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    上下に分かれた二段式のB寝台。
    シートに座って窓を眺めると、今にもガタンと動き出して東京に出発しそうです。
    野球を見に関東に行く時、こうやってシートに座って凄くワクワクしてた思い出が蘇りました。

    いつかこの24系客車が宿泊施設としてオープンしたら、是非とも泊まりに行きたいですね。

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    場所を移して、こちらは工場の中。
    パナソニックが製作した「エボルタ電池鉄道」
    単一乾電池99本を動力にして鉄道の線路を走らせようという企画で、実際に小坂線の線路を走りました。

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    他には作業用車両や、機関車の台車・エンジンなども展示されています。
    間近で見るとやはり相当大きいですね。

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    展示室には現役時代に使用されていた貴重な品が置かれています。

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    工場の外に戻り、こちらはラッセル車・キ115
    山間部の路線だけに降雪対策は欠かせません。

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    工場への通路から見た、ディーゼル機関車とラッセル車が並ぶ様子。
    こういうアングルから車両を見るというのは、現役の鉄道会社ならなかなか無い事。
    線路が奥までどこまでも延びていきます。

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    一方、構内にはこのような車両も…。
    貨車の奥に置かれた赤と黄色の車体は、キハ2100系気動車

    1994年の旅客営業終了まで、多くのお客さんを運んできた同車。
    長年小坂線を支えてきた車両が、今は雨ざらしでサビだらけ…。

    どうも同型車が現在車体修繕を受けているそうで、将来はこちらに展示されると思われます。
    綺麗な姿のキハ2100系、いつか見てみたいですね。

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    という訳で、とても見応えのある小坂鉄道レール-パークでした。

    レトロな駅舎、貴重な車両の数々。これで入場料500円はお得ですよ。
    親子連れで行けば、親には懐かしく、子供には新鮮な体験となるのではないでしょうか。
    ここは是非とも皆さんにも行っていただきたいですね。

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    レールパークの外に続く小坂線の廃線跡。
    線路周りに少し草が生えていますが、廃止後数年とは思えないほど綺麗です。
    廃止された後も、多くの人達によって大事に扱われているのがわかります。

    緑の中をまっすぐ延びる二本の線路。とても絵になります。

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    レールパークの近くには、ご覧のような立派な建物があります。
    明治時代に建てられた芝居小屋「康楽館」で、国の重要文化財に指定されています。
    小坂駅舎と同じく白基調の木造建築。とてもモダンな造りです。

    独特の雰囲気がある小坂町、とても良い街でした。

     
     

     ま た か

    あすか また鉄道ファン? 線路立ち入り遅らす

    轢けば良かったのに…。(ボソッ)

    あとこういう事件の報道で「ファン」って言葉は使って欲しくないなと思いました。
    アイツらなんか鉄道が好きなんじゃなく「鉄道が好きなオレ」が好きなだけですから。

    ああいうのは鉄道ファンでもなければ鉄ヲタですらありませんよ。
    珍走団ならぬ「珍鉄団」ってのはどうでしょう?
     
     

    走れ正直者

    JR西社長「正直な会社に」=報告書漏えいで被害者説明会

    もう「正直な」って言ってる時点でウソにしか聞こえませんが。

    クイズでもよくありますよね。
    二人のうちどちらか正直者でどちらかウソつきです。
    この二人に「貴方は正直者ですか」と聞いたら両方「はい」と答えました、
    さてどちらが正直者か当てるにはどうしたらいいでしょう、というのが。

    さてコイツらにはどういう質問を投げかけたらいいのでしょうか。

    JR西検査助役が不適切文書配布…「人殺しにならないよう」

    まあ本音なんてこんなもんでしょうが。
    「人さえ死ななきゃ何やってもいい」みたいな。